2014年9月29日月曜日

女性が輝く労働社会???

Kino_Sanは女性です。
この年令にしては珍しく工学部の化学系の学部を次席で卒業してメーカーでエンジニアをしていました。
でも、途中から怪しくなって、最後はネットワーク管理者とかやってました。

最近気になっているのが、労働人口の減少を食い止める為に女性を働かせようとしている動きです。
別に悪い事だと思っている訳ではありません。
Kino_Sanも30年近く会社員をやってて、それは辛い思い、男性ならしなくていい苦労もいっぱいしました。だから、女性という事がハンディーにならないのなら、それはそれでいい事だと思っています。

女性は妊娠したら、直ぐに辞めちゃうからねぇ。

でも最近、こんな言葉を聞いたのです。
この言葉って変じゃないですか?
変だけど、意外とそう思っている人が多いような気もします。

Kino_Sanがメーカーで米国の企業と共同開発をしていて、米国に出張に行く機会がありましたが、何時も別の人が代理で出張していました。
その理由が「女性は結婚や出産で会社を辞める。止めない男性に優先して海外出張してもらう。」という事でした。
ちなみに、Kino_Sanも代理で出張していた男性も同じ頃に会社を辞めています。

日本では婚姻率も出生率も少なくなっています。
つまり、女性が全員結婚する訳ではないし、結婚しても子供を生む訳でもない。
会社を辞める女性が全員結婚か出産が理由なわけでもない。
(率を考えるとそれ以外の理由の方が多そうです。)

むしろ、結婚しても、出産しても、会社を辞めたくない女性が、無理やり(かなり虐められて)会社を止めざるおえなくなった例をKino_Sanはいっぱい見ています。

以前にも書きましたが、日本の会社は長い時間を会社の為に取れる人が会社にとって優秀な人と考えています。
効率良く働いて、定時で帰る人は優秀ではないのです。
その考えが変わらない限り、女性が輝く労働社会は来ないような気がします。

多様な考え、多様な行き方、子供を育てても、介護をしていても、ちゃんと会社の為に働く。
たまには子供が熱を出して帰るかもしれませんが、何時もは独身女性と変わらないママさん社員。
それを認めなければ、女性は働けません。

出産を理由に辞める人はいるかもしれませんが、本当の理由は出産ではないかもしれませんよ。
どちらにしろ、現在の出生率(1.39)では別の理由の方が多そうですね。



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