2015年4月15日水曜日

この国では子育て中の人と介護中の人は選挙に行ってはいけないらしい

過激な題名で申し訳ありません。
でも、そう思われても仕方のない現状があります。
作為的に子育て中の人と介護中の人の投票を阻んでいるとは思えないのですが、このままだとそんな人達の声が政治に反映されない可能性もあります。

先週の日曜日は選挙に行ってきました。
このブログでも書きました。
でも、その時にちょっとしたトラブルがあった事は書きませんでした。
で、Facebookでつぶやきました。
つぶやいたら、実は的な話が出てきて、ちょっと考えてしまいました。

先ずはKino_Sanが遭遇した、ちょっとしたトラブルです。
その日はお母さんが家にいました。
お母さんは要介護4、アルツハイマー型の認知症で一人にしちゃうとKino_Sanを探したりしてちょっと危ないのです。しかも字も書けないので投票は出来ません。投票出来なくてもKino_Sanが選挙に行くなら連れて行くしかないのです。
だからお母さんを車椅子に乗せて連れて行きました。

お母さんを連れて投票は出来ません。
お母さんが投票しないなら、お母さんを投票場の外に残して投票するしかありません。
でも、あまり離れていると、お母さんは不安になって想像出来ない動きをする可能性があります。
お母さんを投票場の外に残して、出来るだけ早く投票を済ませるしかありません。
ところが並んでました。
Kino_Sanが投票場の入口に行った時は一人も並んでなかったのですが、お母さんの車椅子を駐めている間に長者の列が発生してしまいました。でも、お母さんが投票しないならお母さんを連れて並ぶ事は出来ないそうです。
並べない。
何人もの人がKino_Sanを抜かして投票していく。
でも、Kino_Sanはお母さんを置いてはおけない。
折角ここまで来たのだから、投票しないで帰るのは嫌だ。

Kino_Sanは大人げない行為をしました。

「介護している者は投票しちゃいけないの?」

大きな声で叫んでしまいました。

で、やっと係の人が対応してくれて、たまたま列も切れて、Kino_Sanは投票できました。

実は子供も同じそうです。
子供を連れての投票はNGらしいです。

なら、期日前投票しろよ!!

誰かが言いそうな事ですね。
実際に子育てや介護をしていると、自分の時間って少ないのです。
Kino_Sanの場合はお母さんがデイサービスに行っている9時から16時の間で、その間に仕事や家事、買物などをしなくてはいけません。
期日前投票に出掛けるのは困難、出来れば歩いて5分の投票場に行きたいのです。

想像力が少し足りないと思うのです。
どんな人が投票に来て、どんな事で困るのか。
投票場を設置する人達は想像した事がないのではないでしょうか?

あるいは故意にそうしているかです。

どちらにしろ、今回のような事で投票を諦め人が出てはこの国の選挙制度は平等とは言い難いと思います。

ではでは



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