2014年8月27日水曜日

アルフレッド・ライニッシュ・ロートギプフラー2012

Alfred Reinisch Rotgipfler 2012
ロートギプフラーはオーストリアの地場品種でワイン産地テルメンレギオン(Thermenregion)の北部、グンポルスキルヒェン(Gumpoldskirchen)付近でしか栽培されていません。

※例外としてウィーン等でゲミッシュター・サッツ(Gemischter Satz)の1品種として栽培されていることはある。

オーストリアワインの代名詞グリュナー・フェルトリーナー(Grüner Veltliner)とは対局にある品種で、マイルドで粘っこく、中辛口に仕上げられている事が多い品種です。
ただし、後口にミントのような爽やかさの残る為、飲み心地は悪くありません。

この品種が何故グンポルスキルヒェン付近でしか栽培されていないのか?

それは病害虫に弱く、栽培条件が難しいからです。

なら、何故グンポルスキルヒェン付近では栽培できるのか?

それは「アルプスの最後の風」の恩恵です。

グンポルスキルヒェンの背後(西側)にある小高い丘はただの丘ではありません。
オーストリアの国土の大半を占めるヨーロッパアルプスの最後の丘なのです。

そう、そのなんてことない丘からはアルプスの最後の冷涼な風が吹いて来ます。
夏も冬も冷たい風が吹きます。

ロートギプフラーは病害虫に弱いのです。
でも、有機栽培したい、農薬は使いたくない、そんな葡萄農家はその風を利用します。
ロートギプフラーの間を「アルプスの最後の風」が通り抜けるように工夫します。
そして、頑固に有機栽培、無農薬(減農薬)を貫くのです。

グンポルスキルヒェンの葡萄の丘は途切れることなく隣の町プファフェステッテン(Pfaffstätten)へと続いています。
そこにも「アルプスの最後の風」は吹きます。

アルフレッドは静かに話してくれました。
「ロートギプフラーの為にプファフェステッテンに醸造畑を持ってるんだ。特別な畑なんだ。」

特別なロートギプフラーです。

黄色
濃くがあり、まろやか
スモーキーで後味のミントと酸のバランスが良い

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