2014年8月13日水曜日

ヴィーニンガー Weingut Wieninger

訪問:2014年6月23日
ワイン産地名:ウィーン(Wien)
所在地:シュタマースドルフ(Stammersdorf)
ワイナリーのサイト:http://www.wieninger.at/
ワイナリー入口
以前からホイリゲの多いシュタマースドルファー通り(Stammersdorferstraße)に面してワイナリーの建物はあったようなのですが、昨年に新しい建物も完成し、結構目立つようになりました。
試飲室とショップが入る新しい建物
でも、素晴らしいケラーのある古いワイナリーの建物もそのまま残してあります。
ホイリゲと住宅が入り混じり過密な感じのするシュタマースドルファー通りではかなり大きな敷地を占めています。
古いワイナリーのケラー
当主フリッツ氏にワイナリー内部と試飲、車でビサムベルク(Bisamberg)とヌスベルク(Nußberg)の畑を案内していただき、彼が買い取ったワイナリー、ハイサン・ノイマン(Hajszon Neumann)まで連れて行っていただいたあげく、その後友人とシュタマースドルフのホイリゲで待ち合わせしていた為、再びシュタマースドルフまで送っていただきました。
ワイナリー内部
フリッツはホイリゲを営む小さな葡萄農家を引き継ぎましたが、葡萄農家というよりはビジネスマン的手腕でワイナリーを運営しているようです。
社員に醸造責任者を任せ、親から引き継いだホイリゲは弟さんが営んでいます。
フリッツ
Kino_Sanのような小物に半日も付き合うのも、ビジネスマン的センスだとも思います。
それでも葡萄畑を案内していただいた時に語る思いは、やっぱり葡萄農家なんだと思いました。
また、自身のワイナリーだけでなく、ウィーンのワイナリーの水準を上げるのにも一役かっているフリッツは他のワイナリーのいい所を話の中に必ず入れます。
すごい人だと思います。
試飲中
ここでもゲミッシュター・サッツ(Gemischter Satz)グリュナー・フェルトリーナー(Grüner Veltliner)を中心に試飲し、ウィーンのグリュナー・フェルトリーナーに感激したKino_Sanでした。

<Wiener Gemischter Satz 2013 DAC>
黄色にグリーンが混じる、フルーティな香り
酸が強い、レモンかな?

<Wiener Gemischter Satz DAC Bisamberg 2013>
ピノ・ブラン、ピノ・グリ、シャルドネ
黄色、強い酸と旨味

<Nußberg Aite Reben 2012>
黄色、アロマが強い、14.5%
強いミネラルがあり、Kino_San的には濃すぎる

<Wiener Gemischter Satz DAC Rosengartl 2013>
黄色、アロマがふわりと香る(上品)
旨味と柔らかい酸でバランスがいい

<Grüner Veltliner Herrenholz 2013>
黄色、ミネラリーで甘くない柑橘系の酸(かぼすとか)

<Grüner Veltliner Kaasgraben 2013>
黄金色、味と香りに膨らみがあり、クリアな酸

<Riesling Wien 2013>
黄色にグリーンが混じる、かぼすのような酸だが飲み心地は柔らか

<Riesling Nußberg 2013>
黄色、旨味は濃く、酸とのバランスが絶妙

<Chardonnay Select 2012>
黄色、ちょっといぐみが強い、樽香りも強い

<Pinot Noir Select 2011>
ピンク、タンニンが強い

<Pinot Noir Grand Select 2011>
ピンク、タンニンが優しく、チョコとベリーも感じる

<St. Laurent Grand Select 2011>
すみれ色、タンニンが強いけど後味は悪くない

<Wiener Trilogie 2011>
ツヴァイゲルト、メルロー、カルヴェネ
ピンク、ツヴァイゲルトの味が強い、タンニンが強い

<Beerenauslese Bisamberg 2013>
ミュラートゥルガウ、シャルドネ、リースリング
甘いけど、いい感じの味です。
(甘いの苦手なので、評価させないで)

ヴィーニンガーのワインは輸入されているもの全てがKino_Sanのワインショップで販売中です。



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