2014年5月12日月曜日

ワインのヴィンテージが変わると

ワインは葡萄100%で造られていますので、収穫の年が変わると微妙に(時には大きく)風味が変わってきます。多くのワイナリーは多少の気候の違いでも、収穫時期を調整したり、醸造工程で調節して、それなりにそのワイナリーの味のワインとしています。
ワイン販売の仕事をしていて、この年(ヴィンテージ)が変更になると結構な手間になる事に気が付きました。

ワインを買って飲んでいる分には

「年が変わったんだ。
ふむ、ここが前の年と違うぞ。」

的な感想を言っているだけで許されます。

でも、販売するとなると、風味の違いをお客様に伝えなくてはならないし、価格も変わる事もある。
特にユーロはかなり高くなったので、2年ほど前に輸入した物と今年輸入した物では価格が変わらないはずはありません。
それがあまり変わっていないのはインポーターさんの努力だと思います。
と言いつつも、値上げのお知らせは届いているのです。

ヴィンテージが変わると風味も変わります。
時には前のヴィンテージの方が美味しくなる事もあります。
味が落ちたからと言って価格が安くなる訳ではありません。
価格はあくまで仕入値と輸送にかかるコストにより決められます。
ユーロやドルが高くなったって事は、輸送のコストも高くなっているのです。

そんなこんなの言い訳的なお話ですが、昨年はそれ程多くなかった値上げがここにきて多くなっています。
インポーターさんも在庫の入替えの時期なのかもしれません。

これもヴィンテージが変わりました
オーストリアワインのお買い求めはこちらのサイトでお願いします。
 ホイリゲへ行こう! オンライン・ショップ クラインケラー

0 件のコメント:

コメントを投稿