2014年5月31日土曜日

ドイツ生まれのカツレツ、シュニッツェル

ワールドカップに向けて日本マクドナルドが出したバーガーに「とんでも」なバーガーを見付けてしまいました。
(Facebookで友達に教えていただいたのですが。。。)

ドイツバーガー
ポークシュニッツェル

なんと、ドイツ生まれのカツレツ、シュニッツェルがハンバーガーになったらしい。
ドイツ生まれだよ!!

マクドナルトが嘘つきか?
あるいは本当にそう思っているのか?

Kino_Sanには分かりません。
でも、このハンバーガーのおかげで、多くの日本の若者はドイツにはドイツ発祥のポークシュニッツェルというものがあると信じちゃうのね。

では、ツッコミ開始です。

まず、そんな名前のものがあるわけないのね。
だって、ポークは英語でシュニッツェルはドイツ語、あえて言えばシュヴァイン・シュニッツェルね。
ドイツ語で豚はシュヴァイン(Schwein)なのね。

現在はドイツで広く食べられている豚あるいは子牛のカツレツ、シュニッツェルはウィーナー・シュニッツェルって言うのね。
ウィーン風カツレツ、つまりオーストリアが発祥の料理ね。
それがわりに最近になってドイツに伝わったのね。
20年位前のドイツのレストランではウィーナー・シュニッツェルでメニューに記載されていたわね。

さて、ウィーナー・シュニッツェルはオーストリア料理ですが、その起源はミラノ、ミラノ風カツレツです。

オーストリア人もイタリアを真似したんだ!!

違いますよ。
ミラノ風カツレツがウィーンに伝わった時代はミラノもパプスブルグ帝国の一部だったのね。
帝国の一地方から首都に伝わっただけなのね。

でも、ここでどれだけツッコんでも、もうシュニッツェルはドイツの料理として日本の若者に認識されちゃうのでしょうね。

悲しいけど、オーストリアがまた一つドイツに呑み込まれてしまうのね。

悲しいけど。。。
ウィーナー・シュニッツェル

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