2014年5月31日土曜日

ドイツ生まれのカツレツ、シュニッツェル

ワールドカップに向けて日本マクドナルドが出したバーガーに「とんでも」なバーガーを見付けてしまいました。
(Facebookで友達に教えていただいたのですが。。。)

ドイツバーガー
ポークシュニッツェル

なんと、ドイツ生まれのカツレツ、シュニッツェルがハンバーガーになったらしい。
ドイツ生まれだよ!!

マクドナルトが嘘つきか?
あるいは本当にそう思っているのか?

Kino_Sanには分かりません。
でも、このハンバーガーのおかげで、多くの日本の若者はドイツにはドイツ発祥のポークシュニッツェルというものがあると信じちゃうのね。

では、ツッコミ開始です。

まず、そんな名前のものがあるわけないのね。
だって、ポークは英語でシュニッツェルはドイツ語、あえて言えばシュヴァイン・シュニッツェルね。
ドイツ語で豚はシュヴァイン(Schwein)なのね。

現在はドイツで広く食べられている豚あるいは子牛のカツレツ、シュニッツェルはウィーナー・シュニッツェルって言うのね。
ウィーン風カツレツ、つまりオーストリアが発祥の料理ね。
それがわりに最近になってドイツに伝わったのね。
20年位前のドイツのレストランではウィーナー・シュニッツェルでメニューに記載されていたわね。

さて、ウィーナー・シュニッツェルはオーストリア料理ですが、その起源はミラノ、ミラノ風カツレツです。

オーストリア人もイタリアを真似したんだ!!

違いますよ。
ミラノ風カツレツがウィーンに伝わった時代はミラノもパプスブルグ帝国の一部だったのね。
帝国の一地方から首都に伝わっただけなのね。

でも、ここでどれだけツッコんでも、もうシュニッツェルはドイツの料理として日本の若者に認識されちゃうのでしょうね。

悲しいけど、オーストリアがまた一つドイツに呑み込まれてしまうのね。

悲しいけど。。。
ウィーナー・シュニッツェル

2014年5月30日金曜日

Kino_Sanのオーストリアワイン教室@Shava Liva

とんでもなく急な話ですが、オーストリアワイン教室を開催いたします。
しかも珍しく土曜日の夜の開催となります。
Shava Liva

開催日:2014年6月7日(土) 19:00〜
会場:Shava Liva
参加費:7,000円(税込)
※参加費には食事代とワインが含まれます。

Shava Livaさんでは3月にもワイン教室を開催させていただいています。
その時の料理もワインに合わせてくれて、とても美味しくいただきました。
今回も料理は期待できると思います。

勿論、ワインも期待してくださいね。
テーマはテルメンレギオン(Thermenregion)です。
5月に来日してくれたヨハネスホフ・ライニッシュ(Johanneshof Reinisch)のワインを中心に、人数により追加いたします。

会費が7,000円と高いですが、イタリアンのコースと一人5,000円程度のワインが試飲できますので、無茶苦茶お得だと思います。
(Kino_Sanは得じゃないけど。。。)

土曜日の夜ですので、京都でない人も参加しやすいのではないでしょうか?
Kino_Sanとオーストリアワインを飲んじゃいましょう!!

2014年5月29日木曜日

ホイリゲ天国のホイリゲ祭り

Kino_Sanの第2の故郷テルメンレギオン(Thermenregion)をKino_Sanは勝手に「ホイリゲ天国」と呼んでいます。
この地域はどんな小さな村にもホイリゲがあり、しかもモーニングばりの朝早くから営業しています。
大体においてホイリゲは、カフェであり、住民の集会所であり、ホイリゲであるのです。

そんな「ホイリゲ天国」にも「ホイリゲの季節」が訪れています。
ウィーンからのホイリゲ目当ての客から上手くワイン代を取り上げようと、どの村も頑張っています。
グロースホイリゲン(Großheurigen)はホイリゲ・イベントの名前です。
多くの村でこの名前を使用しています。
写真はタッテンドルフ(Tattenndorf)のイベントお知らせです。
今年は6月18日~29日まで開催されるようです。

タッテンドルフは交通の便が悪し、日本の休暇期間でないと顔をしかめた方には次の写真、プファフェステッテン(Pfaffstätten)はいかがでしょうか?
オーストリア鉄道の沿線の町で、各駅停車しか停まりませんが、ウィーンからなら30分程度です。
しかもイベントの会場は駅前です。
期間は8月の7日~17日です。
お盆休みに行けますよ。

この2つの町だけでなく、グンポルスキルヒェン(Gumpoldskirchen)等でも毎年この時期になるとイベントが開催されています。
名前が違う場合もありますが、町の広場や大きな通りに各ホイリゲが出店を出し、その町全体がホイリゲのようになることだけは一緒です。
お客さんはみんな昼間からほろ酔いなので、一緒に飲んじゃえば楽しいですよ。
(ホテルに帰るだけの正気は残しておいてください。)

ホイリゲ天国は今年も本物のホイリゲ天国になっちゃいます。
ちなみにKino_Sanは業者さんとのワイナリー訪問を途中で逃げ出して、タッテンドルフのお祭りに参加する予定です。

あっ、これ業者さんに内緒ですよ~!!

2014年5月28日水曜日

ヨハネスホフ・ライニッシュ 来日しています!

Kino_San第二の故郷、オーストリアのワイン産地テルメンレギオン(Thermenregion)のワイナリー、ヨハネスホフ・ライニッシュ(Johanneshof Reinisch)が来日しています。
今日は東京のマルゴ ルナソラさんでメーカーズ・ディナーが開催される予定です。

行きたかったです!!

実は大阪でも25日にメーカーズ・ディナーが開催されました。
それも行きませんでした。
両親の介護があるので、上手く施設の予定と合わせないと、夜の外出は難しいKino_Sanなのです。


ヨハネスホフ・ライニッシュは赤ワインも白ワインもとても美味しいワイナリーですが、オーストリアの他の産地とはちょっと違った品種のワインを生産しています。

Kino_Sanも昔(20年以上前)住んでいたテルメンレギオンのワインはとても美味しいので、是非飲んでいただきたいのですが、なかなかアピールするチャンスがありませんでした。

今回の来日でテルメンレギオンのワインがもう少し知名度を上げてくれる事を切に願っているKino_Sanです。

ところで、ヨハネスホフ・ライニッシュとはまったく関係ないのですが、クロースターノイブルク(Klosterneuburg)の修道院のワイナリー、シュティフト・クロースターノイブルク(Stift Klosterneuburg)もテルメンレギオンに葡萄畑を保有し、ワインを造っています。

と言うことで、テルメンレギオンのワインのキャンペーンをします。
詳しくはKino_Sanのショップを見てくださいね。

絶対、絶対、お勧めです!!


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2014年5月27日火曜日

ユルチッチ・グリューナー・フェルトリーナー・テラッセン

Jurtschitsch Grüner Veltliner Terrassen
久しぶりに飲んでみました。
お求めやすい価格帯のワインですが、コスパの良さが魅力です。
デイリーワインとして超お勧めですね。

色はグリーン
柔らかいミネラルとフルーティな口当たり、微炭酸も優しく、酸もしっかりしてます。

白身魚のお造り、お寿司、山菜の天麩羅がいいなぁ。
写真のような揚げ物にもお勧めです。


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2014年5月26日月曜日

マラート・ツヴァイゲルト

Malat Zweigelt

まだまだ頑張って試飲しております。

Kino_San的にはこのワイナリーのあるドナウ河右岸、つまりクレムスタール(Kremstal)の南やトライセンタール(Traisental)のワインが好きなのです。
好きなので、積極的にラインナップしたいなぁとKino_San的に思っているのです。

ブロードのような濃いすみれ色
ベリーとスパイスの香り
強いタンニン、でも優しい
膨らみのあるベリーの味、レモンのようなさわやかな酸

ステーキとか焼肉は勿論のこと、コールドミート、特に生ハムにいいと思います。
造りはまぐろの炙り、鰹のたたきにもいいと思います。
鰹のたたきはツヴァイゲルトでは合わない場合もあるのですが、このワインはタンニンが強く、でも優しい飲み口が上手く鰹の臭みを消してくれます。
美味しいワインですね。


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2014年5月25日日曜日

ドイツ語で妻と夫

オーストリアの国語はドイツ語です。
ドイツという国の言葉という意味ではなく、ゲルマン民族の言葉としてのドイツ語です。
オーストリアのドイツ語はドイツという国の国語とはまったく異なる歴史を持っていますが、現在のグローバル化で急速に統一化というかお互いに通じる言葉になるつつあります。

前置きはこの程度で、最近気が付いたドイツ語の話です。

Kino_Sanは日本語で妻はFrau、夫はMannと習いました。
長らくこれらの言葉を使ってきました。
ホイリゲで見かけたご夫婦
Frauには「妻」の他に「女性」という意味があります。
Mannには「夫」の他に「男性」や「人」という意味があります。
英語のWomanとManですよね。
なので我が妻はmeine Frau、「俺の女」とも訳できるので日本語的感覚では違和感を感じつつも、オーストリアではそう言うんだと割りきってきたわけです。

ところが最近EhefrauやEhemannという言葉を聞くようになりました。
Eheは「結婚」という意味があるので、Ehefrauは「正式に結婚した妻」、Ehemannは「正式に結婚した夫」です。
これらの言葉も昔から使われていましたが、通常は正式に結婚した人もFrauとMannを使っていたような気がします。

オーストリアのカップルの有り様は日本とは違います。
正式に結婚(法律的な結婚)しているカップル
教会でも結婚しているカップル
一緒に住んでおり子供もいるけど正式には結婚していないカップル
などなど。。。

その辺りの区別の為にあえてEhefrauやEhemannを使う人もいるのかと思います。

Kino_Sanがオーストリアと関わりを持つようになってから25年ぐらいが経過しました。
オーストリアの社会も言葉も少しずつ変化してきました。
多分、日本の社会と言葉も変化し続けているのでしょう。

でも、EhefrauやEhemannは使い難い感じですね。

2014年5月24日土曜日

レオベレスドルフ(Leobersdorf)のホイリゲ

レオベレスドルフ(Leobersdorf)、とても懐かしい名前をFacebookで聞く機会がありました。
Heuriger Dungelの入り口
レオベレスドルフはウィーンから南へ快速電車30分ちょっと、十分な通勤圏内です。
朝晩の通勤時間帯はかなり混みます。
町の中には新しい団地や新興住宅地が出来ていて、近年人口もかなり増えた町の一つです。
新しい住人が増えているのは事実ですが、町には古い部分も多く残っており、その一つがホイリゲです。
ワイン産地としてはあまり有名な町ではありませんが、この町の近郊には有名なワイン産地もあり、町にも20軒程のホイリゲがあります。
Heuriger Dungel
Kino_Sanはこの町の隣のコッテングブルン(Kottingbrunn)に住んでいた事があります。
コッテングブルンと言ってもそこはレオベレスドルフとのほぼ堺、駅はレオベレスドルフの方が近く、何時もレオベレスドルフからウィーン行きの快速を利用していました。
コッテングブルンにもホイリゲはあるのですが、家からは遠くなるので、利用するのはレオベレスドルフのホイリゲばかり、気分的にはレオベレスドルフの住人でした。
Fischerheuriger
懐かしいですね。
あの頃はただホイリゲへ行くだけで楽しかったのです。
レオベレスドルフのホイリゲ、また行きたくなりました。
Fischerheuriger

2014年5月23日金曜日

ウィーンからのメール ホイリゲへ行ったらしい

ウィーンからメールが届きました。
ホイリゲの庭です。

ホイリゲへ行かれたらしいです。
(証拠写真があるから、らしいではないですね。)

写真のホイリゲは ホイリゲへ行こう! でも紹介しているシュタマースドルフ(Stammersdorf)のホイリゲ、クラガー(Klager)さんです。

Kino_Sanはホイリゲ発祥の地であり、現在もホイリゲの多いワイン産地テルメンレギオン(Thermenregion)に住んでいた事があり、この地のホイリゲが本物的な考えがあります。
その為ウィーンの特にグリンツィング(Grinzing)等に多い、観光客専用的なホイリゲは否定する時期もありましたし、出来るだけ避けるようにしてきました。グリンツィングは年々その傾向が強くなっているのも事実です。

でも、シュタマースドルフはグリンツィングとは違います。
ウィーン市内ですから観光客が皆無とはいきませんが、昔ながらの家族経営のホイリゲが軒を並べ、店内の客の多くは地元の方かウィーン市内から来た方です。
ワインも料理も美味しいのは人気のあるホイリゲ街でホイリゲ同士が競っている証拠です。

そのシュタマースドルフでもお勧めのホイリゲは何軒かあるのですが、特にお勧めがこのクラガーさんです。
路面電車の駅から最も遠い場所にあり地元民が多い事もありますが、ワインの味が確かな事と料理の美味しさが決め手です。

先週は雨で気温も低くホイリゲどころではなかったウィーンだそうですが、今週は晴れて夏のような気候、ホイリゲの庭が心地よい季節だそうです。

ホイリゲへ行きたいですね。

2014年5月22日木曜日

VIE VINUM Hofburg Vienna には行かないのですが、ホイリゲへ行けるのか???

6月の14日から16日まで、2年に1度のオーストリアワイン最も大きなイベントがウィーンのホフブルグ(王宮)で開催されます。
VIE VINUM Hofburg Viennaです。

日本からもオーストリアワインの関係者(インポーターや販売店、飲食店等)がかなりの数行かれると聞いています。
オーストリアワイン専門店を経営しているKino_Sanですが、当然行くよね、とは行かず、VIE VINUMに参加する予定はありません。

でも。。。

6月の半ばにオーストリアへは行きます。
ホイリゲへ行こうとしています。

が。。。

オーストリアワインを販売しているからには、自分が力を入れているワイナリーも訪問したいし、特別輸入ワインを選ぶために日本未輸入のワイナリーも訪問したい。
でも、一人で回るのは効率が悪いのです。
そこで、VIE VINUMに参加される方々に誘われてワイナリー訪問をご一緒させていただける事になりましたが。。。

ホイリゲへ行けるのか???
皆さんはワイナリー目当てですので、ぼんやりホイリゲでほっこりなんてしない気がするのです。
ましてや、ホイリゲのはしごなんて。。。

でも、ホイリゲへ行きたい!!

ワイナリー訪問の途中で逃亡しそうなKino_Sanです。

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Kino_Sanは自己免疫系の持病が悪化して、昨年のオーストリア行きはドクター・ストップが出てしまいました。
今回は医者もOKを出してくれています。
なんとか体調を維持してオーストリアへ行こうとしているKino_Sanです。

でも、オーストリアで「Kino_San逃亡、某村のホイリゲで見つかる」なんて事になちゃうかもしれません。

2014年5月21日水曜日

ブリュンデルマイヤー・グリューナー・フェルトリーナー・カンプターラー テラッセン

Bründlmayer Grüner Veltliner Kamptaler Terrassen
Kino_Sanのグリューナー・フェルトリーナーの原点がこのワインです。
ですので、グリューナー・フェルトリーナーに関してはこのワインよりXXで判断しています。

このワインよりミネラリー
このワインより旨味が強い
このワインより軽い
このワインより微炭酸がない
このワインより美味しい。。。

日本ではオーストリアワイン≒グリューナー・フェルトリーナーが常識なのですが、Kino_Sanが住んでいたテルメンレギオン(Thermenregion)というワイン産地では殆どグリューナー・フェルトリーナーは栽培されていません。(最近は増えてきた)
白ワインで辛口と言えばウェルシュリースリング(Welschriesling)ノイブルガー(Neuburger)が普通の産地でした。あとは希少品種として有名なロートギプフラー(Rotgipfler)ツァファンドラー(Zierfandler)が選択肢に入るぐらいだったのです。

このワインを始めて購入したのはウィーン国際空港の売店、日本に持ち帰り口にしました。

美味しいワインだね。
グリューナー・フェルトリーナー?
ふうん

さて、勿論グリーンです。
ミネラルの香り
微炭酸とペッパー、酸とミネラルのバランス
全てがお手本です。
このワインは洋食より日本食の方がふさわしいような気がします。
造りとかお寿司とかにいいですね。


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2014年5月20日火曜日

マラート・グリューナー・フェルトリーナー・ヘールグラーベン

Malat Grüner Veltliner Hoelgraben
少々高めですが、お求め易い価格帯のワインの取扱いを増やそうとしています。
また、とても個人的な好みなのですが、Kino_San的にこのワイナリーのある地域のドナウ右岸、つまりクレムスタール(Kremstal)の南側とトライセンタール(Traisental)のワインが好きなのです。
好きだから取扱いを増やしたいのです。

とても綺麗なグリーン、ミネラルの香り
ライムのような甘くない柑橘系の酸とミネラル、微炭酸も心地よく、旨味も濃い

鶏とか豚の料理、西洋風の魚料理もいいのですが、写真のような和食にもいいですよ。

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2014年5月19日月曜日

カタログを作ってみた

通販とは言えワインの販売をやっているのだから、販促グッズは普通作るだろ!?

てな話です。

商売の素人だと言い訳しても仕方ないのですが、何が営業で何が迷惑なのかもよくわからないのです。
分からないので、何をすべきか、何をしたら怒られるのかも分からないのです。

で、ある方に「ワインリストちょうだい」と言われて気が付きました。

そうだ!!
カタログを作ろう!!

一般の方向けではなく飲食店さん向けのカタログですが、確かにいるよね。
てか、カタログなしで売り込む方が無謀です。

素人丸出しというか、言われるまで気が付かない。
なんとも後手後手なKino_Sanです。

てことで、飲食店さま向けのカタログも用意したりしました。

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2014年5月18日日曜日

エスターハージー・ブラウフレンキッシュ・フォリック

Esterházy Blaufänkisch Föllig
ハイドンが仕えていた、オーストリアはブルゲンラント州の名門貴族エスターハージーはワイナリーとしても有名です。
そこではお手頃な価格のカジュアルワインから飲みごたえのある高級ワインまで造っていますが、特に高級ワインの単一区画シリーズはエチケットも美しく、高級と言いつつお値段もお手頃なのでプレゼント等に勧めています。
その単一区画シリーズの中で唯一日本に輸入されていなかったのがこのワインです。

美しいすみれ色で溢れるベリーの香り
モストが濃いのに柔らかく優しい飲み心地

素晴らしいワインなのですが。。。

こんなカジュアルなイタリアンでいただいてしまいました。
しかもメインは「鰹のたたき」です。
これが美味しいのですが。

ところでおばあちゃんの我が母、写真のピザの美味しい部分(チーズたっぷりの部分、周囲2cm除く)を全部食べてしまいました。
お腹いっぱいだと言ってましたが、当たり前ですよね。

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2014年5月17日土曜日

チェルモネッグ・トラミナー ・トリオ

Tschermonegg Traminer Trio
トラミナーってオーストリアではあまり聞かない品種です。
(造っている事は知ってますが)
ショップのラインナップに辛口ばかりが並んでいますので、中辛口から甘口のラインナップに試飲してみました。

淡いけど黄金色です。
ファーストは甘みが強く、いぐみも少しありますが、時間が経つと柔らかくなります。
後口の酸味が爽やかです。

天麩羅や唐揚げ、中華の炒めものとかいいですよ。
甘い物もね。

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2014年5月16日金曜日

Kino_Sanのオーストリアワイン教室@御肉処 銀閣寺 大にし 終わる

5月15日はワイン教室を開催しました。
出席いただいた方々、ありがとうございました。
御肉処 銀閣寺 大にし さんは京都市役所近くの町家を改装した焼肉屋さんです。
町家を改装したお店も雰囲気がありますし、本店がお肉屋さんですので、お肉もとてもいいのです。
こちらの2階の会場でワイン教室の開催となりました。
出席者は5名、Kino_Sanを入れて6名ということで、Kino_Sanも着席して雑談のようにワインの話をしながら、和やかな雰囲気で試飲をいたしました。
ワインに合わせた料理も素晴らしかったです。(写真を忘れました)
以下、お料理とワインのマッチングも含めた試飲結果です。

ブリュンデルマイヤー・グリューナー・フェルトリーナー・カンプターラー テラッセン
Bründlmayer Grüner Veltliner Kamptaler Terrassen
お料理:先付け 真鯛のカルパッチョ
グリューナー・フェルトリーナーはお肉や魚の臭みに弱いのですが、こんな料理にはぴったりです。
一番初めの乾杯用ワインとしてもさわやかな微炭酸の軽い飲み心地が評判でした。

テメント・ウェルシュリースリングSTK 2013
Tement Welschriesling STK 2013
お料理:向付け 豚ロースの冷しゃぶ 新玉ねぎの自家製おろしソース
青りんごを思わせる香りと味(甘くはない)そんなウェルシュリースリングの特徴が良く出たワインです。少し甘みのある新玉ねぎのソースとのマッチングが絶妙でした。

ユルチッチ・ロゼ・フォム・ツヴァイゲルト
Jurtschitsch Rosé vom Zweigelt
お料理:厳選塩物 サーロインを山葵で
     生菜 大にし特製 生ハムサラダ
お肉と山葵を合わせると白ワインに合うというのがお料理のコンセプトでしたが、良く冷えたロゼも美味しくいただけました。お肉と山葵の組み合わせは最強です。
サラダのドレッシングもとても美味しかったのです。

<ヴェーニンガー・ブラウフレンキッシュ・セイブリッツ>
Weninger Blaufränkisch Saybritz
お料理:厳選和牛盛り 厳選和牛と焼き野菜
このワインだけが在庫がありません。
とても優しい、柔らかなブラウフレンキッシュです。
今回のお料理にもとても合いましたが、お魚でも美味しいワインです。

エスターハージー・ブラウフレンキッシュ・フォリック
Esterházy Blaufänkisch Föllig
お料理:スープ 自家製タンシチュー
会場に入るなり参加者の目を惹きつけた美しいエチケット、それだけで話題の中心になってしまったワインです。
同じブラウフレンキッシュでも強さや凝縮感がヴェーニンガー・ブラウフレンキッシュ・セイブリッツとは違います。でも、お料理の味はじゃましない。
タンシチューとの仕合せなマリアージュでした。

その後、お店の赤を1本抜栓、違いを実感していただきました。
お料理はごはんとデザートが出されました。

ごはん(汁) ちりめん山椒のお茶漬け
デザート 自家製プリン

お腹も大満足のワイン会でした。
店長さん、ありがとうございました。


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2014年5月15日木曜日

シュティフト・クロースターノイブルク・ウィーナー・ゲミッシュター・サッツ

Stift Klosterneuburg Wiener Gemischter Satz
ヴィンテージが変更になり、名前も変わり、お値段も少々高くなってしまいました。
なんとか値上げは避けたかったのですが、500円の違いはほぼ利益に相当します。
さすがに赤字での販売は難しいとの事で、申し訳ありませんが値上げという事になってしまいました。

Kino_Sanのショップでは普段飲み扱いのウィーンのゲミッシュター・サッツを3アイテム揃えています。どれもウィーンでも有名なワイナリーのワインです。
ツァーヘル・ウィーナー・ゲミシュター・サッツ・シュロス・シェーンブルン
ヴィーニンガー・ウィーナー・ゲミッシュター・サッツ
そしてこのワインです。
どれもウィーンのホイリゲの味がするお勧めワインです。
お値段もほぼ同じような感じですので、この辺りが妥当な価格帯なのかもしれません。

グリーンに淡い黄色が混じります
フルーティな香り
甘くはないけど、熟したメロン、若葉のような青臭さ、甘みのない柑橘系の酸
 
ホイリゲ定番のコールドミートや白身魚や鮪の造り、お寿司にもいいですよ。
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2014年5月14日水曜日

またまたピンチのワイン教室 参加者大募集!!

明日、5月15日に京都市内でオーストリアワイン教室を開催いたします。
京都市役所近くの町家を改装した焼肉店です。

参加者が少ないので、まだまだ募集しています。
  • 開催日:2014年5月15日(木) 19:00〜
  • 場所:御肉処 銀閣寺大にし
  • 参加費:8,000円(税込)
  • 募集人数:10名程度
参加を希望される方はKino_Sanまでお知らせください。 

今回のワインも特別です。
注目は同じ品種の赤ワイン、ブラウフレンキッシュです。
産地も違うのですが、その風味の違いに驚くはずです。

毎度の事ですが、京都はなかなか参加者が集まりません。
是非、是非、参加をご検討ください!!

2014年5月13日火曜日

ウァイン・ウルムズ・ウァインフィアテルDAC・ニュー・ジェネレーション

Wein Wurm's Weinviertel DAC New Generation
Kino_Sanのワイン・ショップでは気軽に楽しめるコスパの良いワインの品揃えを充実したいと思っています。

このワインはオーストリア最大のワイン産地ワインフィアテル(Weinviertel)でも東北部、チェコとスロバキアの国境近くに葡萄畑を持つワイナリー、ウァイン・ウルムズのものです。

美しいグリーン、ミネラルの香りが広がります。
ライムのような酸、微炭酸は少ないです。
旨味が多いですね。

臭みの強い魚や油ギッシュなステーキ以外は何にでも美味しそうです。

この日のKino_Sanはあさりでした。
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2014年5月12日月曜日

ワインのヴィンテージが変わると

ワインは葡萄100%で造られていますので、収穫の年が変わると微妙に(時には大きく)風味が変わってきます。多くのワイナリーは多少の気候の違いでも、収穫時期を調整したり、醸造工程で調節して、それなりにそのワイナリーの味のワインとしています。
ワイン販売の仕事をしていて、この年(ヴィンテージ)が変更になると結構な手間になる事に気が付きました。

ワインを買って飲んでいる分には

「年が変わったんだ。
ふむ、ここが前の年と違うぞ。」

的な感想を言っているだけで許されます。

でも、販売するとなると、風味の違いをお客様に伝えなくてはならないし、価格も変わる事もある。
特にユーロはかなり高くなったので、2年ほど前に輸入した物と今年輸入した物では価格が変わらないはずはありません。
それがあまり変わっていないのはインポーターさんの努力だと思います。
と言いつつも、値上げのお知らせは届いているのです。

ヴィンテージが変わると風味も変わります。
時には前のヴィンテージの方が美味しくなる事もあります。
味が落ちたからと言って価格が安くなる訳ではありません。
価格はあくまで仕入値と輸送にかかるコストにより決められます。
ユーロやドルが高くなったって事は、輸送のコストも高くなっているのです。

そんなこんなの言い訳的なお話ですが、昨年はそれ程多くなかった値上げがここにきて多くなっています。
インポーターさんも在庫の入替えの時期なのかもしれません。

これもヴィンテージが変わりました
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2014年5月11日日曜日

鰹のたたき が好きです!

Kino_Sanは和歌山県で生まれ、18歳までそこで育ちました。
和歌山と言っても徳川御三家等で知られている北部ではなく、2011年の台風による災害で大きな被害を受けた熊野川流域、新宮市の生まれです。

和歌山でもこの地域は文化的にも食べ物も習慣も北部とは大きく違います。
むしろ高知や宮崎の方が近いという説が有力です。

漁業と農業の地域です。
魚は秋刀魚や鰹、近海で捕れるびん長鮪(とんぼしび)が好まれます。
北部では鯖で作るなれ鮨も南部は秋刀魚で作ります。

そんな生まれのKino_San、鰹のたたきが大好きです!!
Kino_San特製 鰹のたたき
ところでKino_Sanはオーストリアワインが好きですが、ワインにより鰹の臭みが倍増するって事をご存知ですか?
鰹は元々臭みの強い魚でその臭みを消す為に生姜やにんにくを薬味に使うのです。
ワインはビールなどと違って食べ物の風味を引き立てたりするのですが、それが魚の臭みに限っては逆、つまり臭みを引き立てる場合があります。

じゃぁ、匂いや味の濃いワインがいいかと言うと、そんなワインは鰹の風味を消してしまいます。
ワインのフードマッチングって意外と難しいのです。

でも、オーストリアにはブラウフレンキッシュ(Blaufränkish)があります。
現地ではジビエ等の癖のあるお肉と合わせる事の多い赤ワインです。
ピノ・ノワール系の葡萄なのでお肉の風味も消しません。
これが鰹の臭みをおさえ、風味を際立たせます。

ぴったりです!!

昨夜はショップの為の試飲でブラウフレンキッシュを鰹のたたきでいただきました。

イラ・ゼメッシュ・ブラウフレンキッシュ・トラディツィオン(Illa Szemes Blaufränkisch Tradition)です。
少し濃い目のワインですが、抜栓後2時間ぐらいで優しくなり、鰹にもいい感じになります。

鰹のたたきだけでなく、季節のホワイトアスパラガスも美味しくいただけました。

2014年5月10日土曜日

両親が居ぬ間の

今日は土曜日です。
24時間営業のWebショップ経営とは言え、土日は出荷が出来ません。
注文は受付けていますが、ほぼ休業状態です。

今週末は両親もいないので、家の片付けをする事にしていました。
3月初めに右手を骨折したKino_San、実は殆ど家事の出来ない状態が1月以上も続いていました。
日々の料理だけでなく、掃除も殆ど出来ませんでした。

なので。。。ワックスしました!!
やっと床もピカピカになりました。

床はピカピカになったけど、カエル達はお母さんが居なくて寂しそうです。

2014年5月9日金曜日

ワインの試飲会へ行く 関西と関東の違いを実感

昨日は大阪までラシーヌさんというインポーターのワイン試飲会に行って来ました。
Kino_Sanのような販売店や飲食店等のプロ向けの試飲会です。
Kino_Sanのお店のような弱小商店が取引していただけるとも思っていなかったのですが、興味のあるワイナリーも取扱っておられるので、思い切って出掛けました。

試飲会はプロだけですので淡々と、皆さん真剣にワインと向き合っておられて、半分素人のようなKino_Sanはそこに居るだけで緊張しっぱなしって感じでした。
でも、なんとオーストリアワイン大使でFacebookでお友達になっていただいている方に声を掛けていただけたり、その方に別のオーストリアワイン大使を紹介していただけたり、ちょっぴり緊張が和らぐ場面もありました。

ラシーヌさんはドイツとオーストリアのワインを取扱っておられます。
この辺りの商品構えは既に取引させていただいているヘレンベルガー・ホーフさんと似たところがありますが、オーストリアのワイナリーに限って言えば、かなり方向性が違います。
ドイツは良く分からないのですが、結構違うのかもしれません。

オーストリアでは赤ワイン産地と白ワイン産地でもクリアーなワインを造っているワイナリーのワインが揃えられています。
エアンスト・トリーバウアー、ブランシュタイン、ピヒラー=クルツラー、ムスター、ファイダー=マルベルク、セルナーなどなど

さて、プロの間で緊張しながらも試飲を終えたKino_San、「ここまできたら、絶対に」との覚悟で営業の方を呼んでいただいて、お取引の話をさせていただきました。
これが目的ですから、ダメ元です。

お話をしていて、Kino_Sanのお店とのお取引は難しいと思いました。
そこには関西と関東の商人気質のようなものも垣間見ることができました。
勉強にもなったり、参考にもなりましたが、今後のビジネスモデルも考えなければならないとも思いました。

Kino_Sanも関西の人間(和歌山)なので商売の素人とはいえ、関西のインポーターさんの姿勢はとても理解できるのです。Kino_Sanのお店のビジネスモデル、在庫しないで都度発注、インポーターさんからお客様へ直送という変則なお取引も、ちゃんと対応していただける、関西商人魂というか、商売になるなら的なところです。

「お客様へのお届けはインポーターの仕事でない。」

そう言われるラシーヌの営業の方のご意見はもっともです。

そりゃそうだ。

Kino_Sanも思うのです。
で、関東の人はこんな感じなんだと思った訳です。

難しいですね。
難しいけど、皆様にオーストリアワインをお届けする為にKino_San的ではありますが、頑張っていきます。
Kino_San的ってのも変則的な話ではありますが。。。

そんなこんなで、ビジネス・トークをして、食い下がって、帰りの電車はほぼ居眠り状態のKino_Sanでした。

2014年5月8日木曜日

本日はお休み

今日は一日大阪方面で営業&ワインの試飲会(これも営業)でした。
ブログはお休みです。

なので、本日の夕暮れをお届けします。

2014年5月7日水曜日

テメント・ウェルシュリースリングSTK 2013

Tement Welschriesling STK 2013
オーストリアワインと言えばグリューナー・フェルトリーナー(Grüner Veltliner)と言われる事が多い日本でウェルシュリースリングって過小評価されているような気がします。

現地オーストリア、ウィーンの高級ワイン・ショップでも普通に何アイテムか販売されているウェルシュリースリングなのに、何故か次のような事が言われています。

ホイリゲ(ワイン酒場)でホイリゲ(新酒)として飲むのに最も美味しい
=ボトリングされると不味い

ホイリゲとして飲むのに最も美味しい事は事実ですが、ボトリングされても美味しいワインです。
(そんな急に風味がなくなるなんて、絶対にないでしょ?)

Kino_Sanもウェルシュリースリングは好きな品種なのですが日本では手に入らない為、オーストリアへ行く度に購入していました。
それがこのワインです。(ヴィンテージは違うよ)

ワイン・ショップを初めてから、なんとか売りたいと思って輸入元さんに特別に注文しました。
このワインは評判も良く、昨年の秋に輸入した分は直ぐに売り切れてしまいました。
ウェルシュリースリングはホイリゲのワイン、美味しいのは春から夏ということで、3月に再輸入しました。

ウェルシュリースリングの良いところは魚から肉まで万能選手なところです。
こんな料理にもぴったり、造りやお寿司も美味しいワインです。

みんなに飲んで欲しいんだ!!

お買い求めはこちらのサイトでお願いします。
 ホイリゲへ行こう! オンライン・ショップ クラインケラー

2014年5月6日火曜日

エスターハージー・エストラス・グリューナー・フェルトリーナー

Esterházy Estoras Grüner Veltliner
ブルゲンラント州(Burgenland)の名門貴族エスターハージーのワインです。
カジュアルと高級の中間的な位置付けです。
価格的にはオーストリアワインとしては安めなんじゃないかな?

オーストリアワインと言えばこのワインの品種グリューナー・フェルトリーナーが有名です。
オーストリアワイン=グリューナー・フェルトリーナー的な扱いもありますね。
ところが日本に輸入されているグリューナー・フェルトリーナーの多くは北部の産地の物です。
ミネラルが凝縮され、微炭酸でペッパーリー。

でも、この品種にも旨味があります。

実はグリューナー・フェルトリーナーという品種はオーストリアのワイン産地ならほぼ何処でも栽培されています。(栽培条件が難しくないので)
で、それぞれ産地の特色あるグリューナー・フェルトリーナーを味わう事ができます。
ブルゲンラント等の暖かい地域のグリューナー・フェルトリーナー旨味が出ていますが、一般的にミネラリーでもペッパーリーでもない傾向にあります。
それが良いか悪いかというより、飲む人の好みに合うかですね。

Kino_Sanはテルメンレギオン(Thermenregion)というニーダーエストライヒ州(Niederösterreich)とはいえブルゲンラント州に近いワイン産地が馴染みなので、この手のグリューナー・フェルトリーナーは決して嫌いではありません。

グリーンですが黄味が強いです。
ミネラルの香りと旨味、ライムのような酸

イタリアンやウィンナー・シュニッツェルのような洋食系の方が美味しいかもしれません。
勿論、お寿司や白身魚の造り等も美味しくいただけます。
お買い求めはこちらのサイトでお願いします。
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