2014年10月15日水曜日

ヴェーニンガー・ロゼ・シラー2011

Weninger Rosé Syrah 2011 Balf
ワイン屋さんを営んでて不思議に思う事の一つ

ロゼって売れない!!

しかも、ロゼを誤解している人が結構多い。

ワインの本場フランスではロゼの消費量が年々伸びていて、アメリカへのプロバンスのロゼの輸出量が2桁の伸びで、オーストリアのロゼが死ぬほど美味しいのに。。。
日本ではロゼがあまり売れません。

オーストリアワイン関係者だけでなく、例えば超大手のS社のワイン責任者とも「何故ロゼが売れないか?」をかなり真面目に議論したことがあります。
ワイン関係者は「きっとロゼが売れる時が来る」と信じていますが、市場は「ロゼ?何それ?」的な反応しかないような感じです。

一応誤解のないように追記しますが、ロゼは赤ワインと白ワインを混ぜて作る訳ではありません。
このワインもシラーという単一品種から造られています。
赤と白をブレンドするなら2品種以上は必要です。

そんなの分かっているって?
今だに質問されるのよ。
「このロゼワインはどの赤と白を混ぜたのですか?」(爆)

まっ、余談はそれぐらいで、赤ワインメーカーであるヴェーニンガーのロゼです。
ロゼですが、非常に赤ワイン的に造られています。
別のロゼも試しましたが、赤ワイン的に造るのがこのメーカーの流儀かもしれません。

いちごジャムのような色ですが、時間が経つとオレンジが濃くなります。
タンニンも強いのですが、時間が経つと柔らかくなります。
酸が強いのはオーストリア(ハンガリー産ですが)のロゼの特徴です。

赤ワイン的に飲むのが正解ですが、しっかり冷やして造りやお寿司にもいいかも、です。

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