2014年10月5日日曜日

日本で車椅子を使う 「おもいやりの国」にはなれない?

両親を介護しています。
どちらも要介護3ですが、お母さんは積極的に出掛け、お父さんはあまり出掛けません。
お父さんは出掛けないと言っても、家にいる時は毎日デイサービスに出掛けていますので、実際には家でゴロゴロしている時間はそれ程多くはありません。

今回はお母さんのお出掛けの話です。

お母さんは買い物が大好きです。
我が家の近所には大きなショッピングセンターがありますので、休みの日は必ず出掛けます。
でも、どんどん体力と運動能力が落ちてきています。
ですので、最近は車椅子を使っています。

お母さんの車椅子は介護専用のもので、普通の車椅子より小ぶりです。
それをKino_Sanが押して移動します。

ショッピングセンターの広い通路のほぼ真ん中をKino_Sanがお母さんを乗せた車椅子を押しています。
車椅子はすれ違う人達を避けますが、ほぼ真っ直ぐに進んでいます。
通路の端に立っていたご婦人が突然通路を横切ろうとして、その車椅子にぶつかりました。

「怖い。怖い。こんなところで車椅子を使うなんて。おぉ、怖いわぁ。」

ご婦人はそう叫んで、行ってしまいました。

Kino_Sanから見ると、ご婦人が勝手にぶつかって、勝手に騒いだ感じです。

こんな場面はよくあります。
何故か前を見ない方が多いので、ぶつかりそうな時は車椅子を停止させたりしますが、それでも70%ぐらいの方はぶつかってきます。で、その半数ぐらいの方は文句を言うか、車椅子が悪いという感じで睨んできます。

確かに、ショッピングセンターで車椅子は邪魔だと思います。
でも、邪魔ならバツは違うと思うのです。
お母さんのような介護を必要とする人のように歩けない人はショッピングセンターはダメは、ダメです。
そんな人達も楽しく買い物出来る事が大切だと思うのです。

そのショッピングセンターには車椅子用のショッピングカートを置いてくれているのですが、僅かに2台です。
休日などは何代の車椅子の方が来られるのでしょうか?
何時もカートはありません。
もう少し増やして欲しいとお願いしていますが、なかなかですね。

車椅子で移動すると言うのは本当に大変です。
エレベータに乗ろうとしたら、押しのけられて乗れない事もよくあります。
まだまだ段差があって、車椅子で通行できない場所もあります。
バスや電車に乗るのは大変だし、周りの冷たい目が辛いです。

日本は「おもてなしの国」とか言いますが、「おもいやりの国」にはなれないのでしょうか?



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