あの時は疲れきって仮眠していて、それなりに激しい揺れに激怒していました。
前の晩に妹が体調を崩し、夜中にタクシーで病院へ連れて行き、バタバタした挙句、少し休息の為に仮眠をしていました。
その日は妹の付き添いで病院にいたので、テレビ放送を見ていました。
それは現実とは思えない画像でした。
文明が崩壊した後を描いたSF映画を見て、こんな風には絶対ならないと思っていましたが、現実はもっともっと凄まじかった。
それから兵庫や大阪の北西に住んでいる友人達の安否が気になり、連絡をつけようと思ったが、なかなか捕まらなかった。
その頃は海外部でメンテナンスの担当だったので、神戸の港のコンテナの中にある荷物が気になった。
あの日から20年。
雪雲が消えた空を見上げる。
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