参考ブログ
ここでは前置きが長くなりますがKino_Sanがワインショップを開業した理由も少し話させてください。
Kino_Sanが始めてオーストリアへ行ったのは1989年の夏です。
ホームステイさせていただいたお宅はワイン産地テルメンレギオン(Thermenregion)のコッテングブルン(Kottingbrunn)という町の外れにありました。テルメンレギオンはKino_Sanが「ホイリゲ天国」と言っちゃうぐらいのホイリゲの多い地域で、毎夜パパとママにホイリゲへ連れて行かれたKino_Sanはすっかりホイリゲとオーストリアワインに魅了されて帰国しました。
が、そこには厳しい現実が待っていました。
日本でオーストリアワインを探すKino_San、リカーショップやデパートを歩き周りましたが、1本も見つける事はできませんでした。その後、ネットが発達してネット販売でオーストリアワインも購入出来るようになりましたが、安定供給には10年の月日が必要でした。
オーストリアワインを探すということはKino_Sanにとって、過酷な試練だったのです。
オーストリアワインを気軽に買えるお店
それがKino_Sanのワインショップ開業の思いです。
(いろいろ嫌な事もありましたが)
さて、Kino_Sanはホイリゲへ行こう!と言う、オーストリアのワイン産地の情報サイトを10年近く運営しています。
そこでもオーストリアワインが欲しいという方々の為に、オーストリアワインが買えるお店やサイトの紹介をしています。(それは今も変わりません。)
そのサイト紹介でそのワイナリーとのトラブルが発生しました。
そのワイナリーは日本からの注文に応じてワインを個人輸入という形で日本に売っています。
そのサイトをホイリゲへ行こう!で紹介しようとしたKino_Sanはサイトの管理者に連絡しました。その過程で誤解があったようで、「そのワイナリーには関わるな」と相手よりきついメッセージが送られてきました。
そんな理由でホイリゲへ行こう!でも紹介していませんでした。
Kino_Sanではなく、相手から「関わるな」と言われたのです。
だからKino_Sanはそのワイナリーに行きたくなかったし(相手が来るなと言っているも同じですよね)、試飲する意味もない(関わらない以上、売れないしね)と思っていました。
だからワイナリーでの試飲をお断りしたのですが、何故か(相手がKino_Sanを拒否しているのに)強引に連れて行かれるという、あまり嬉しくない状態に陥ってしまいました。
さて、このワイナリーのワイン、普通に美味しいです。
何回かホイリゲにもおじゃましていますので、ワインの味も安定していていいと思います。
でも、それだけでは売れません。
保有畑9haでは小さいのでインポーターの定番輸入は難しいですよね。
Kino_Sanおとくいの特別輸入では平行輸入されているので、「当店だけの販売」ではなく、取扱は遠慮したいところです。
ワインの品揃えにも「色」がありません。
テルメンレギオン特有の品種はありません。
Kino_Sanもワインショップを2年しています。
全然売れないショップですが、買っていただけるワインとそうでないワインの違いは分かってきました。
「色」が必要なのです。
美味しいだけでは売れないのです。
それにソース(Sooß)ではもう1ワイナリー訪問しました。
ソースで2ワイナリーは必要ないです。
紹介したい人にはいろいろ思いがあると思うのです。
でも、Kino_Sanにも思いがある。
何年もかけて作った思いがある。
でも、まぁ、美味しいワインを作っているワイナリーです。
個人輸入という形で送っていただけます。
ホイリゲもご機嫌にいい感じです。
それでいいんじゃないかな。
0 件のコメント:
コメントを投稿