グリンツィングのホイリゲ |
1989年の夏にオーストリアに滞在したのですが、ウィーンのアパートもあるにはあったのですが、ダイビングで知り合ったご家族の家はテルメンレギオン(Thermenregion)のバーデン(Baden bei Wien)より南にあり、そこに泊まらせていただきました。
ウィーンのシェーンブルン宮殿(Schloß Schönbrunn)やベルヴェデーレ宮殿(Schloss Belvedere)なんかも観光したのですが、それ程熱心でもなく、バーデン辺りでくすぶっていました。
その当時はホイリゲと言う言葉も知らず、ワイン(決してビールの出ない)とお摘みのある葡萄農家と真面目に思っていました。なのでウィーンの観光地の一つにホイリゲ街グリンツィングが堂々と名前を連ねているなんてまったく知りませんでした。
グリンツィングに初めて行ったのは多分1900年代の後半だと思います。
今は観光客(団体)パラダイスと化しているグリンツィングは、1900年代でも古き良き時代の面影があり、家族経営の店も多くありました。(多くの家族経営のお店はその後どんどん閉店していく)
2000年に入ってからオーストリア関係の掲示板で冬もホイリゲが営業していると書いて嘘付きよばわりされた時も(勿論、冬もホイリゲは営業しています。ただ、通年営業の店は少ない)、「おまえはグリンツィングしか知らないんだろう。」的な感じで、「そんな奴にホイリゲが分かるか」的な攻撃を受けました。
でも、元々グリンツィングが一番の観光ホイリゲ街であることも、日本から行く観光客の多くがグリンツィングにしかホイリゲがないと思っている事も知らなかったKino_Sanです。掲示板で嘘付きよばわりされた時の攻撃の方向性というか主題というかが良く理解出来ず。おかしな返答をして、ますます混乱させてしまったようです。
Kino_San的にはテルメンレギオンの田舎で行ってたホイリゲがベーシックなホイリゲで、グリンツィングでも音楽なんかをガンガンやっているのは観光客相手、普通の人は小さな静かなホイリゲへ行くと思っていたのです。
立ち位置が違うと意見が合わない時に折り合いをつけるのは難しいのだと、随分後になって気が付きました。
やれ、やれ
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