2015年3月11日水曜日

今日に寄せて

今日はふざけた事を書いてはいけない的な空気感があります。
かと言って、今のKino_Sanの本音というか、現状を書いちゃうと、ちょっと引いちゃうとも思うのです。
なので、あの日からこの日本について思っている事をホイリゲへ行こう!に書いていますので転載いたします。


私達は本当に快適さを手に入れたのだろうか?
記:2011.08.07

「このまま原発が廃止されれば、最悪の場合、私達の生活はオイルショックの頃(1970年代)に戻ってしまう。」
この言葉を聞いてあなたはどう思いますか? 

私はエアコン(特に冷房)が嫌いだ。
あの冷たい風が直接肌にあたるとゾックッとするし、エアコンの効いた場所から効いてない場所に出た時の不快感は我慢できない。真夏にエアコンの良く効いた部屋に入った時は寒気さえする。
この夏は電力不足ということで、設定温度を高めにしている場所が多く、例年程不快な思いをすることは少ないが、エアコンの効いた部屋へ入っても快適に感じることはない。
そして時に思う。
エアコン、特に冷房が作り出しているのは快適な空間ではなく、エアコンの効きすぎている空間や効いていない空間といった不快な空間ではないのかと。 

私は全ての商店が年中無休で営業しなければならない理由が分からない。
昔ながらの商店街は日曜日が休みだった。スーパーやデパートだって、週1回の定休日が存在した。年中無休になったのは、ほんの最近のことだ。そしてその頃は不便とは思っていなかった。だから、全部の店が年中無休で、元旦まで営業している理由が分からない。
オーストリアでは法律があって、日曜日は一部の店舗を除いて商店は休みになる。町の中心部の商店街も郊外のショッピング・センターも全部店を閉めている。日本人的に考えると不便な感じがするが、慣れてしまえば、そう不便でもない。日曜日は商店が休みだと思えば、別の日に買い物をしたり、それなりの行動を人はするものだ。
そして時に思う。スーパーやデパートは輪番営業をすればいいのだ。家族でショッピングがレジャーとして定着している日本人に日曜日の休業は合わないかもしれないので、ウィークデーを休みにすればいい。月曜日はセブン&アイ・ホールディングス、火曜日はイオン、水曜日は西武グループ、木曜日はダイエー、金曜日は大丸・松阪屋なんてどうだろうか?特に問題が発生するとも思えない。 

私は夜の暗さと静けさが必要だと思う。
元来、早寝早起きの人なので、夜遅くというか朝早くまで起きていて、昼まで寝ているなどという感覚がない。だから、24時間営業のコンビニや深夜のテレビ放送の必要性が理解できない。(時として深夜にサッカーの試合を見ていますが。。。)
夜の家の中を隅から隅まで明るくする必要性も感じない。食事をするのに、精密機械を組み立てる程の照明は必要だとも思わない。
そして時に思う。人が起きているから深夜放送や24時間営業のコンビニがあるのではなく、深夜放送や24時間営業のコンビニがあるから人は起きているのではないか?ゲームセンターやスーパーが深夜まで営業する必要はないのではないか?家の中の必要ない灯りは消せばいいし、部屋の片隅には、確かにそこにいるけれども、誰も見たことの無い何かが存在する空間があってもいいのではないか? 

最初の質問に返ろう。
それが最悪なら、私は別にそうなってもいいと思う。
あの頃が不便だとも、不快だったとも思っていない。 

一つだけ言いたいことがある。
電力会社が節電などと真剣に言っているのは、この夏が始めてのはずだ。今までも言っていたかもしれないが、それ程真剣ではなかったはずだ。電力会社は営利目的の会社組織である。売っているのは電気である。だから、節電してもらっては困る。
そしてもう一つ。電力会社が売りたいのは自ら作り出した電気だ。誰かが自宅の上に設置した太陽光パネルで作り出した電気ではない。そんなものばかり売っていたら、電力会社に利益は出ない。 

やれやれ。
私達は本当に快適さを手に入れたのだろうか?




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