2015年2月18日水曜日

もし、要介護者の下敷きになったら。。。

ここに介護の事は書かないように思っているのですが、他の介護者もKino_Sanと同じ目には遭って欲しくないので、ここに書かせていただきます。

その前に、今のこの国の介護政策について思う事を書かせてください。

在宅介護は国を滅ぼします。

「家で死ぬこと」を美化するのは止めましょう。

特別養護老人ホームを充実し、介護職の待遇を改善してください。
(Kino_Sanは介護の仕事には一切関わっていません。)
そうすれば、労働人口が増え、景気も活性化します。

介護職の待遇改善は彼らの働く意欲だけでなく、彼らの消費意欲も向上させます。
が、それだけではありません。
在宅介護は介護する人が必要です。
その為に、40~50代の方々が親の介護を理由に退職に追い込まれています。
それは労働人口を減らすだけでなく、彼らの消費意欲を下げ、更に彼ら自身が介護の必要な状態になった時の不安定要素を増します。(年金の不払いや介護保険の不払いなど)
また当然のことながら、彼らが支払っていた税金もなくなります。

誰かを犠牲にする政策は必ず国の衰退を招きます。

では、本題です。

一人で誰かを介護していて、身動きの取れない狭い場所(トイレとか)で要介護者の下敷きになったら、あなたはどうしますか?

こんな「えっ?」的な事が今日の朝、Kino_Sanに起こりました。
そしてKino_Sanの心に「死」という言葉が浮かびました。

我が家の玄関はマンション特有の狭さに加えお母さんの車椅子(畳んである)が置いてあり、人がすれ違えない狭さです。
お母さんは要介護4で歩行は可能ですが、時々フラフラしたり、フリーズ(どうしていいのか分からず固まる)してしまいます。
デイサービスの方がお母さんを迎えに来るので送り出そうと、Kino_Sanはお母さんを玄関に連れて行き靴を履かせていました。
と、お母さんが急にフリーズしてしまい、そのままKino_Sanにおいかぶさってしまったのです。
Kino_Sanは仰向けで、うつ伏せのお母さんの下敷きになってしまいました。
玄関は狭く、転がる事が出来ません
お母さんは自分で起き上がる事が出来ません。
Kino_Sanの身体はお母さんの下敷きで、右手以外は動かす事が出来ません。

絶対絶命です。

でも、Kino_Sanの右のポケットに携帯電話が入っていました。
右手で操作出来ました。
なので迎えに来てくれているデイサービスの方に電話して、管理人さんにマンションの入口を開けていただいて、助けてもらいました。
玄関で倒れているので、来ていただけば、玄関の鍵を力を絞って開ける事が出来ました。

なので、生きています。
生きていますが、怖いです。
怖いので、お母さんやお父さんの下敷きになったら動けそうにない場所をチェックして、なんとかなくそうとしています。

誰かを介護されている方へ
これはかなり危険な現象ですので、お宅もこうならないように狭い場所や隙間を解消してください。



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